amenbo 19.0.0 — 一つの分類に、複数の答えを持たせられます
同じ分類の値を1件が複数持てるようになりました。決定記録は記録するその場で分類でき、分類が効く先をタスク側・決定側で選べます。
分類が複数の答えを取れるようになりました。16.0.0 からの決定記録まわりの変更も、この版までにまとまっています。
分類に複数の答えを持たせられます
2つの環境で同時に起きている不具合のように、片方だけを選ぶと事実と違ってしまうタスクがあります。これまでは分類が1件につき1つしか答えを取りませんでした。代表を選ぶしかなく、もう片方は記録に残りませんでした。
分類を作るときに --cardinality multi を渡すと、1件が複数の値を持てます。画面では「分類を管理」の複数選択にチェックを入れます。
$ amenbo dimension add --name Platform --cardinality multi --show-on-card
✓ Created dimension: Platform (AMB-DIM-…)
$ amenbo dimension set AMB-T-… Platform ios
$ amenbo dimension set AMB-T-… Platform android
$ amenbo task show AMB-T-…
AMB-T-… The crash on both handsets
dimensions: Platform=ios, Platform=android
どちらの値で絞っても見つかります。カードには両方が並びます。
外すのは値ごとです。1つ外しても、残りはそのままです。
$ amenbo dimension unset AMB-T-… Platform ios
✓ Cleared value on task AMB-T-…
$ amenbo task show AMB-T-…
dimensions: Platform=android
| 設定 | 1件が持てる値 | 値を足したとき | グループに使えるか |
|---|---|---|---|
| single(既定) | 1つ | 前の値と置き換わる | 使える |
| multi | いくつでも | 前の値を残して足す | 使わない |
複数選択の分類でボードをグループ分けすると、1件が複数の列に現れます。列は「そのタスクがどこにあるか」を示すものなので、複数選択の分類はグループの候補に出ません。
single へ戻すのは、複数の値を持つ記録が1件でもあるあいだは断ります。何件あるかも一緒に出ます。
$ amenbo dimension update Platform --cardinality single
Error: 1 record(s) answer 'Platform' with more than one value,
so it cannot go back to single-select — clear the extra values off them first
決定記録は、記録するその場で分類できます
16.0.0 で決定記録に分類を付けられるようになりましたが、記録してから別に付ける手順でした。
記録と同時に指定できます。
$ amenbo decision add --title "Ship updates through a prerelease first" \
--body "..." --dim "Area=sync"
✓ Recorded decision: Ship updates through a prerelease first (AMB-D-…)
必須の分類が空のままなら、記録した時点でどの分類が残っているかを名指しします。
$ amenbo decision add --title "Keep the store on this device" --body "..."
✓ Recorded decision: Keep the store on this device (AMB-D-…)
still to classify: Area — pass --dim <axis>=<value> here, or fill it in with
`amenbo dimension set AMB-D-… <axis> <value>` (accepting it is refused until then)
そのまま採択しようとすると断り、どこを埋めればよいかを示します。
$ amenbo decision accept AMB-D-… --yes
Error: this decision carries no value on Area, which this project requires
Hint: This project requires a value on that axis before a decision can be settled.
決定を開くと、誰が決めたかも日時と一緒に出ます。
$ amenbo decision show AMB-D-…
AMB-D-… Keep the store on this device
status: accepted
recorded: 2026-09-02T15:33:16Z
decided: 2026-09-02T15:33:22Z by AI
画面では、決定を記録するフォームがそのプロジェクトの必須分類を訊きます。決定の一覧もボードと同じように分類で絞れます。
分類が効く先を、タスク側と決定側で選べます
分類はタスクにも決定記録にも効きますが、どちらか片方にしか意味のない分類もあります。
--applies-to でどちらに効くかを決められます。
$ amenbo dimension update Platform --applies-to task
✓ Updated dimension: AMB-DIM-…
$ amenbo dimension show Platform
AMB-DIM-… Platform (d1)
kind: multi, show-on-card, tasks only
その分類が効かない側で絞ろうとすると断ります。
$ amenbo decision list --filter "dim:Platform=ios"
Error: dimension 'Platform' does not classify decisions,
so `dim:` cannot narrow decisions by it
画面でも、タスク側に絞った分類は決定のページに出ません。既に付いていた値は消えません。
そのほかの変更
- 画面の日本語を直しました — 読み返さないと意味の取れない言い回しが残っていました。ステータスの名前は、日本語以外の8言語でも画面に出ているものと揃えました。
- 新しい決定記録に、「現在」の値が自動で付きます — 時間軸にした分類で、今日を含む値が入ります。タスクと同じです。記録するときに訊かれることもなくなりました。
- 言葉から決定記録へ辿れます —
amenbo searchが、分類の値の名前でも決定記録を見つけます。 - カードを列のどこへ落としても入ります — 列の上に見えていても、位置によっては入らないことがありました。
- 分類の名前に空白を使えなくなりました — 空白の入った名前は
--filterで絞れませんでした。既にある名前はそのまま使えます。 amenbo configが、書いた設定を読み返せます —config setで書けるのにconfigでは出てこない項目がありました。
入れ方 / 更新
最新リリース から、お使いの OS のインストーラを開いてください。管理者権限は要りません。
- macOS —
.pkg(Apple シリコン用と Intel 用があります。GUI と CLI が一緒に入ります) - Windows — セットアップ
.exe(GUI と CLI が一緒に入ります) - Linux — GUI は AppImage、
amenboコマンドは CLI のインストーラ
更新は、GUI なら「新しいバージョンがあります」のバナーからその場で当たります。CLI だけを入れている方は amenbo update --apply で入れ替えられます。
保存しているデータの形式が上がります。 新しいバージョンで最初に開いたときに自動で移ります。その前のバックアップも自動で取られます。移ったあとは前のバージョンでは開けないので、GUI と CLI のどちらかだけを古いまま使わないでください(同じインストーラで一緒に新しくなります)。
はじめての方は 始める に。